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「教育」が「IT化」によってどのように変化するのか定点観測するwebサイト
現在、教育現場でIT化が進んでいます。
「koedo」は、教育現場に携わる方の声(koe)とアクション(do)を記録するために立ち上げたwebサイトです。
季刊誌「koedo」につきまして
「koedo」は、掲載中の記事を1冊にまとめ、季刊誌「koedo」として発刊しています。
また、2021年夏休みに「koedo」を運営している株式会社ジオグリフが企画・運営に携わった「SENRIプロジェクト Summer Camp!!!」において行われた各授業の工夫等を、高校生や大学生に執筆体験をしていただいていました。
2021年秋、「koedo 増刊号」として発刊したものを、現在、ダウンロードできます。
季刊誌「koedo」にご興味がある方は、ぜひ、株式会社ジオグリフにお問い合わせください。

2学期がスタート! 子どもが登校を渋った場合には…

9月に入りましたが、週間天気予報を見る限り、当分の間30度を超える日が続き、秋の気配を感じられません。いったい、秋はいつから始まるのでしょうか…?
さて。2学期が始まりました。
2学期には、運動会や文化祭、遠足など多くの行事を予定している学校も多いことでしょう。
ところで、長期休暇明けに「学校に行きたくない」と思ったことはありますか?
令和5年、夏休み明けの登校渋りについて小学生の保護者を対象に行った調査によると、36%の小学生が登校渋りをしているという結果が得られました。
子どもが『学校に行きたくない』と言った場合、その言葉の裏に何があるのか…。
不安なのか、ストレスなのか、それとも甘えなのか…。
子どもと話し合って、登校を渋る理由を話せるようであれば、きちんと聞いてあげるといいかもしれません。その理由が「面倒くさい」といったケースの場合には、学校に行くことを促すことも保護者の責任のように感じます。
しかし、深刻な理由がある場合もあります。
登校を渋る理由が深刻なものなのかどうか、その変化を見逃さないようにしたいですね。
そして「行きたくない」理由が深刻なものだった場合には、周りの人や専門家に相談するなど、保護者の方も問題を抱え込まないようにしてください。

不登校の子どもが増えている背景には、「ムリに学校に通う必要はない」と考えている保護者が増えていることが関係していると推測されます。現在、スクールカウンセラーの配置も少しずつ増加していて、中学校では「週4時間以上」が64.5%、小学校でも24.4%となっています。

学びの多様化学校は、令和6年9月時点で、全国に35校が設置されていますが、文部科学省は各都道府県・政令指定都市に1校以上設置するべく計画を進めていて、将来的には、全国で300校の設置を目指しています。

令和4年度の全国の不登校児童生徒の数は約30万人。その約半分は、不登校の理由を「無気力」と回答しています。一方、諸外国ではフリースクールやホームスクールが一般的に認められていて、学校以外の場所で学ぶ機会が与えられている国もあります。