【不登校という選択】シリーズ
文部科学省が公表した2020年度の学校基本調査によると、不登校児童生徒数は196,127人。8年連続で増加し、過去最多を記録しています。不登校の要因にはどのようなものがあるのでしょうか…。
年々増加する不登校児童生徒に対し、政府は状況によっては「学校に行かない」という判断を行った子どもに対しても教育の機会を充実させる必要があると考えています。そして…。
子どもが不登校になったとき、保護者はどうすればいいのでしょうか…。たとえば不登校について専門家に相談するという方法があります。では、専門家に相談するとどのようなメリットがあるのでしょうか…。
子どもが不登校になったときに相談先としてスクールカウンセラーが最も多く、全体の約35%を占めており、次いで病院が14%、教育支援センターが約10%と続きます。政府は、9年連続不登校児童数が増えたことを重く考え…
子どもが「不登校」を選択したとき、親にどのような対応を望んでいるのでしょうか。そして、「不登校」を選択した子どもは、その後、どのように進学・就業しているのでしょうか。
文部科学省によると、令和4年度の不登校児童生徒数が30万人に達しようとしています。政府は、不登校児童生徒が増加している原因として、子どもたちの悩みが従来と異なる形で表れている可能性があると考えています。
学校には行っていても授業に参加していなかったり、心の中でツライと感じていたりする「不登校傾向」の生徒数が5年で8万人も増えていることがNPO法人の調査で分かりました。
日本で学校に行かないことを選択した子どもがフリースクールに通っている割合はまだまだ多くありません。一方、諸外国ではフリースクールやホームスクールが一般的に認められていて、学校以外の場所で学ぶ機会が与えられている国もあります。
文部科学省は、不登校を選択する児童生徒の増加に伴い、フリースクールに通ったり、ICTを活用して学習したりすることで、一定の条件満たした場合には出席扱いすることを認めています。
不登校を選択した児童生徒は年々増加していて、令和4年度の高校生の不登校者数は約6万人。このうち、17%はそのまま中途退学を選択しています。
しかし、学習意欲があるにも関わらず、止むを得ず中途退学した子どももいます。