【古代メキシコ×STEAM教育】シリーズ
「古代メキシコ」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。巨大なピラミッドや巨大な壁画、黄金製品を想像される方が多いかもしれません。中南米に文明が興ったのは、そこに文明を起こす人が存在したからです。
古代メキシコで食べられていたトウモロコシは、現在でも世界三大主食のひとつです。なぜ、古代メキシコではコメでも小麦でもなく、トウモロコシが食べられていたのでしょうか。
20世紀半ばまで、マヤではトウモロコシを中心とした焼畑農業「だけ」が行われていたとされてきましたが、それだけでは大都市に住む人々の食を補うことができないという矛盾が生じます。
古代メキシコの歴史を語る上で欠かせない食べ物に「カカオ」があります。現代、カカオはさまざまなお菓子に使われたり、バレンタインデーにチョコレートを贈ったりと、私たちにとって身近な存在ですね。
メキシコの世界遺産のうち1つ、パレンケ遺跡の発掘が本格的に始まったのは発見されてから約200年後の1949年。発見された建築物のひとつ「パレンケ13号神殿」で…。
黒曜石の一大産地「パチューカ」は、マヤから千キロも離れた場所にあります。しかし同地の黒曜石がさまざまな地域から発見されており、交易されていたことが分かっています。マヤでも黒曜石が採掘されたのにも関わらず、わざわざ遠くから取り寄せたのは…。
古代メキシコでは物資の輸送や人の移動のために道路を整備し、活発に交易を行っていたことが分かっています。交易だけではなく、「戦争」も交流手段のひとつとして挙げられます。アステカでは…。
展示品の中に、さまざまな土偶があります。
土偶は、土で作った人形のこと。人間の形だけではなく、動物などいろいろな形があります。当時の様子を私たちに伝えてくれる土偶には、どのような役割があったのでしょうか。
アステカ神話は破滅と再生を繰り返す世界です。登場する神のなかには悪魔と呼ばれている神がいたり、死神と呼ばれている神がいたりします。また、トラロクやケツァルコアトルなど、何世紀にもわたって信仰されている神々がいます。
古代メキシコは、日本と同じように多神教でした。日本では「八百万(やおよろず)の神」という表現を使いますが、マヤ文明では「八千の神々」と記されているそうです。神々は、人々の暮らしに関係のある、身近な存在だったことが伺えます。
古代メキシコでは、スポーツとしてではなく、人身供犠を伴う宗教儀礼、外交使節を迎える儀式として古くから球戯が行われていました。この球戯専用の球戯場が、メソアメリカ一帯でおよそ2300カ所、マヤ地域だけでも200カ所以上見つかっています。
古代中南米には、さまざまな文化・文明が興りました。しかし、メソアメリカ全体で共通する言語や文字がなかったということをご存知でしょうか。そんななか、残されているのが『マヤ文字』です。
マヤ文明は天文学が発展した文明で、火星や金星の軌道も計算し、極めて正確な暦を用いていました。マヤの人々はさまざまな暦を使い分けていて、いまでも解明されていない暦があるそうです。
現在は発掘前からさまざまな最新技術が利用されています。また、解明するのにさまざまなアプローチの仕方があり、考古学にさまざまな関わり方ができます。